果たして知事選と混同して投票した有権者がどれほどいたのか。
9日投開票の鳥取県議選で、平井伸治鳥取県知事(61)と同姓同名の候補が「まさか」の当選を果たした。大阪市と奈良県生駒市で育ち、鳥取には全く縁のなかった平井伸治氏(54)。「現職の知事と同じ名前だったので鳥取県に興味があった。無投票当選を止めたくて」と立候補の動機を話していた。
平井氏は鳥取市選挙区(定数12)に無所属新人で出馬。選挙カーを使わず、動画投稿アプリで賃金格差の是正を訴えた。
マスコミからすれば「泡沫(ほうまつ)候補」扱いだったが、3613票を獲得し、13人中12位で当選。取材に対し「絶対に落ちると思っていた」というのだから、...