先進7カ国(G7)首脳による広島市の原爆資料館訪問が初めて実現した。約10分で終わった2016年5月のオバマ米大統領訪問より前進させようと、被爆の実相を見せることにこだわった岸田文雄首相。原爆投下の当事国として神経質になる米国の同意を得るため、ぎりぎりの交渉が続いた。舞台裏を検証した。

▼16年の苦い記憶

 19日午前11時2...