「戻ってきたぞーっ」。車いすから右手を突き上げ、喜びを爆発させた。多発性骨髄腫との闘病のため活動を休止していた夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川花子が、4年ぶりに本拠地なんばグランド花月(NGK、大阪市)の舞台に登場、大助と息の合った掛け合いを見せ「生きてマイクの前に戻れ、こんな幸せはない。次もどんどんいきたい」と語った。

 約1週間前に小劇場で漫才復帰を果たした2人。この日は18組出演の夜公演「ノスタルジック演芸」に4番手で出演した。緊迫した闘病の様子を緩急自在に語り、...