21日午後2時20分頃、米子市河崎の米子市クリーンセンター沖約800メートルの海上で、市内に住む男性(47)が浮いているのを、捜索していた第8管区海上保安本部美保航空基地のヘリコプターが発見し、同基地の機動救難士が救助した。心肺停止の状態で、搬送先で死亡が確認された。

 境海上保安部によると、同日早朝、男性は友人1人と、境港市の境港公共マリーナ東側の海浜からゴムボートで釣りに出かけた。釣りが終わり、出港地に友人を降ろし、陸揚げのため、約5・5キロ離れた弓ケ浜展望台に向けて移動したが、戻ってこないため、友人が正午前に118番した。境海保などが捜索し、無人のゴムボートを発見。近くに男性が浮いているのを見つけた。

 境海保は、海中に転落したとみて、原因を調べている。男性は発見時、救命胴衣を着用していなかったという。発見当時、海上は西北西の風12メートルで、波の高さ0・5メートルだった。