坂根壮一郎社長(左)の指導を受け、和菓子作りを体験する参加者=出雲市今市町、坂根屋
坂根壮一郎社長(左)の指導を受け、和菓子作りを体験する参加者=出雲市今市町、坂根屋

 【出雲】出雲市の商店街の店主や従業員が講師になり、専門店ならではの知識や情報を伝えるミニ講座「まちゼミin出雲」が各店舗で開かれ、24日は和菓子店「坂根屋」(出雲市今市町)で参加者が和菓子作りを体験した。

 店の魅力を発信して新たなファンの獲得につなげようと、出雲商工会議所が2014年から企画し9回目。36事業所が健康や食品、子どもなど六つのテーマで45講座を計画する。

 坂根屋には10人が訪れ、坂根壮一郎社長(44)の指導を受け、ハナミズキとアヤメの花の和菓子を二つずつ作った。ピンクや黄、白のあんを色の変化を意識しながら組み合わせ、最後に和菓子作りに欠かせない三角べらで形を整えた。

 出雲市今市町の主婦、柳楽愛子さん(69)は「職人さんの技がよく分かり、楽しかった」と話した。

 6月17日まで開催する。受講無料(一部、材料費が別途必要)。希望者は各店に直接申し込む。(藤原康平)