男子100メートル決勝は、藤原琉成(開星)が2002年に樹立された大会記録を100分の3秒上回る10秒55で制した。21年ぶりの快挙を成し遂げた心境を「驚きとうれしさが混ざった気持ち」と表現し、満面の笑みを浮かべた。

 準決勝で10秒7台を出したチームメートの岩崎鵬春、枝木蓮らも出場し、ハイレベルな争いとなった決勝。2メートル20センチの一定の歩幅でピッチを刻む練習を続けてきた成果が大一番で発揮された。

 苦手のスタートでトップに食らいつくと、7、8歩目で...