神饌(しんせん)と共に、神々への捧(ささ)げものを表す言葉に幣帛(みてぐら)がある。記紀神話などの古典には「みてぐら」(幣、御幣)などとみえる。幣物(へいもつ)とも呼ばれる。

 広い意味で、神前に奉(たてまつ)る全ての物を表し、食物である神饌もその一部に含むとされる。

 一方、狭...