2017年に韓国で放映され、日本でも人気となった長編ドラマ「トッケビ(鬼)」。

 約900年前、高麗時代に逆賊の汚名を着せられ命を落とした主人公が、神の力によって「不滅の身」を授かり、現代に漂泊する。その数奇な運命から唯一解放させることができるヒロインとの出会いを果たした時、主人公が手に持っていた花束はソバだった。

 色彩の豊かさや派手さが魅力の韓国ドラマにしては、何とも地味だ。だがドラマでは、韓国での花言葉が「恋人」であるこのソバが、重要な役割を果たす。

 この場面のロケ地は、...