認知症やその疑いがあり、行方不明者として2022年に全国の警察に届け出があったのは延べ1万8709人だったことが22日、警察庁のまとめで分かった。前年から1073人(6・1%)増え、認知症に限定した統計を取り始めた12年以降の最多を更新した。毎年増加し、12年の9607人から10年でほぼ倍増となった。進む高齢化が背景にあるとみられる。

 政府の推計では、認知症の人は今後も増加が見込まれ、警察は...