大田市内の農場の従業員が乳牛を蹴るなど暴行を加える動画が交流サイト(SNS)上で拡散した問題で、大田署は3日、動物愛護法違反の疑いで大田原農場(大田市水上町)と元男性社員(26)を書類送検した。元男性社員は「牛を蹴ったり殴ったりした。牛がけがをするかもしれないと分かっていた」と容疑を認めている。
【写真】乳牛を虐待 SNS動画が拡散
書類送検容疑は6月3日、大田原農場で男性社員が乳牛2頭に対し、顔や首を蹴ったり殴ったりし、目を指でえぐるなどした疑い。
男性社員が様子を記録した動画を撮影、SNSに投稿し、批判が殺到した。
男性は、動画を撮影したのは、牛に蹴られ腹が立ち「後で見返してイライラを解消したかった」とし、SNS投稿については「何も考えていなかった」と話しているという。
会社側は業務中の出来事で、指導不足、監督不行き届きだったと認めている。
大田原農場は乳牛を中心に約1300頭を飼育し、全国的にも大規模な農場として知られる。関係者によると男性は外国籍という。
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