第105回全国高校野球選手権記念島根大会最終日は26日、県立浜山公園野球場で午前10時から決勝がある。今大会のチーム打率4割3分9厘と打線に破壊力のある立正大淞南と、堅守が強みの益田東による熱戦が期待される。
立正大淞南は長打力とミート力を兼ね備えた強打者がそろい、中でも4番の山下羅馬は打率が8割を超え、2本塁打を放っている。準決勝の松江西戦では3安打した山下らの活躍で14点を奪い、五回コールド勝ちした、守りは山下、日野勇吹、山田凰介らの力のある投手の起用方法がポイントになりそうだ。
益田東の1試合平均の失策数は0・8で、二塁森田優守を中心に守備に安定感がある。糸井琉翔らの投手が打たせて取る投球でチームに流れをもたらしたい。攻撃は5試合で14犠打、9盗塁と足や小技を絡めた攻撃が持ち味だが、5試合で3得点以上したのは2試合にとどまる。出塁した走者を適時打できっちりかえしたい。(小林竜大)
【立正大淞南】
▽2回戦 15-0 江津・浜田水産
(5回コールド)
▽3回戦 7-3 石見智翠館
▽準々決勝6-3 開 星
▽準決勝 14-4 松 江 西
(5回コールド)
【益田東】
▽1回戦 2-0 江 津 工
▽2回戦 2-1 矢 上
▽3回戦 11-1 出 雲 西
(7回コールド)
▽準々決勝5-1 大 田
▽準決勝 2-1 大 社