玉串の源流らしき言葉が、奈良時代の『日本書紀』神代上、「日神(ひのかみ)の天岩窟籠(あまのいわやこ)もりの段」一書第二の神話の一節にある。

 それによれば、「高天原(たかあまのはら)の神々は、天岩窟にお隠れになった日神(ひのかみ)を憂い、そこからお出ましいただくために祭りを行おうとした。そこで鏡作部...