終末期医療に長年携わる緩和ケアの第一人者山崎章郎さん(75)が、ステージ4のがんと闘いながらライフワークの訪問診療を続けている。「最期の時まで、尊厳を持って生きてほしい」。自らの死が現実味を帯びる中、患者に注いできた思いを重ね合わせ、車のハンドルを握...