米子保健所は3日、管内の原爆被爆者へ送る健康診断の案内を、誤って同姓の別の被爆者宛てに送っていたと発表した。書類送付先リストを作成した際、前者の住所欄に、誤って後者の住所を書き込んだため。
同保健所によると、リスト作成に当たり、後者の申し出に沿い、過去の送付先リストを修正する際、誤った。5月に案内を発送後、誤って届いた先から連絡があり発覚した。誤送付は1人分。封筒に書かれた宛先氏名以外に個人情報の記載はない。同保健所は2人に謝罪した。
今後、名簿の確認を再徹底するとし、同保健所医薬・感染症対策課の坂口千代課長は「関係者にご迷惑をお掛けし申し訳ない」と陳謝した。 (柴田広大)