テクノプロジェクトが製品化した「WaKaYo」の装置と、測定数値を表示するモニター画面=松江市学園南2丁目、同社
テクノプロジェクトが製品化した「WaKaYo」の装置と、測定数値を表示するモニター画面=松江市学園南2丁目、同社

 システム開発のテクノプロジェクト(松江市学園南2丁目)が、室内の二酸化炭素(CO2)濃度を自動で計測し、換気のタイミングを知らせるモニタリングシステム「WaKaYo(わかーよ)」を発売した。飲食店やオフィス、学校などで、新型コロナウイルスの感染対策に役立つ「メードイン島根」の製品として売り込む。

 しまねソフト研究開発センター、松江工業高等専門学校と連携し、昨年7月から開発研究を進めてきた。

 完成したシステムはセンサーでCO2濃度を測定し、感染リスクが高まる基準として国が示す数値を超えた場合、装置の赤い表示ランプが点灯する。温度と湿度も測定し、IoT(モノのインターネット)のシステムでパソコンやスマートフォンの端末からリアルタイムに確認できる。複数店舗の室内環境を一括で管理することも可能という。

 システム開発には、松江発のプログラミング言語「Ruby」を基に小型化した「mRuby/c」を用いた。島根産にこだわり、基板の製造は出雲市のメーカーに委託し、製品名は出雲弁の「わかーよ(分かるよ)」に由来する。

 CO2濃度センサーは飲食店などが導入する場合、新型コロナの感染対策経費として補助金の対象とする自治体が増えつつある。

 テクノプロジェクト新ビジネス推進室の藤原邦弘室長(52)は「島根県の補助対象に認められれば、販売台数は大きく伸びる」と見通す。当面は山陰両県の飲食店千店への設置を目標に掲げた。設置店舗の測定データを収集し、感染リスクを低減する室内環境の分析も進める。

 価格は1台5万4千円の予定。問い合わせは同社0852(32)1140。(今井菜月)