島根、鳥取両県が16日、定点医療機関で7~13日に報告された新型コロナウイルスの感染者数について、島根581人、鳥取602人で、1定点当たりでは島根15・29人、鳥取20・76人と発表した。前週と比べ、島根は0・42人、鳥取は1・21人、ともに減少した。

 島根の管内別の内訳は、松江(定点医療機関11)195人、出雲(9)119人、浜田(5)94人、益田(5)58人、雲南(3)57人、県央(3)33人、隠岐(2)25人。病床(即応病床とコロナ患者が入院する一般病床の合計248床)使用率は、14日時点で66・1%。重症者はいない。入院患者や職員の感染により、益田赤十字病院(益田市乙吉町)は当面の間、救急車の受け入れを一部制限する。

 鳥取の管内別の内訳は、鳥取市(定点医療機関12)213人、米子(11)211人、倉吉(6)178人。倉吉は前週に続き、鳥取県が独自に定めた「警戒レベル」(1週間で定点当たり20人以上感染)に達している。

       (中島諒)