米子城跡の天守台に設置された米子城を再現したバルーン=米子市久米町
米子城跡の天守台に設置された米子城を再現したバルーン=米子市久米町

 米子市内で19、20日に開かれる「米子がいな祭」を前に18日、米子城跡(米子市久米町)の天守台に米子城を再現した高さ11メートルの巨大バルーンが設置された。祭りの2日間の午前10時~午後9時にお目見えし、午後6~同9時はライトアップされる。

 バルーンは底面8メートル四方で重さは400キロ。18日は一般ボランティア62人がバルーンを固定する、重り160個を天守台まで運んだ。陸上自衛隊米子駐屯地の隊員40人も協力し、重りと八つに分割されたバルーンも運んだ。同日夕、送風機で空気が入ると、かつての勇壮な天守が「築城」された。

 参加した鳥取県立産業人材育成センター米子校の富田愛琉(なる)さん(22)は「たくさんの人に見てもらい米子のPRにつながればうれしい」と汗を拭った。

 祭りは20日に鳥取県伯耆町出身のタレント・イモトアヤコさんや米子市出身の格闘家・武尊(たける)さん、俳優の山本舞香さんらがJR米子駅前の特設ステージに登場。50回の節目の祭りを盛り上げる。同日午後8時からは米子港で1万発が打ち上がる花火大会がある。
(柴田広大)