羽生「頑張って」
フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(26)=ANA=が東日本大震災の発生から10年を迎えた11日に合わせ、コメントを寄せた。仙台市出身で避難所生活を経験した希代のスケーターは「僕は、この言葉に一番支えられてきた人間だと思うので、その言葉が持つ意味を、力を一番知っている人間だと思うので、言わせてください。頑張ってください」と被災者や被災地にエールを送った。
「何を言えばいいのか、伝えればいいのか、分かりません」と書き出したメッセージは千文字を超える長文。10年前は仙台市内のリンクで激しい揺れに襲われ、スケート靴を履いたままで逃げ惑った。「あの日のことはすぐに思い出せます。(2月に福島、宮城両県で最大震度6強を観測した)この前の地震でも、思い出しました」...