日本が外国人の技能実習制度を創設してから30年。低賃金の労働力として使われ、人権侵害の温床として批判されてきたが、ようやく見直される見通しとなり、政府の有識者会議が新制度の議論を続けている。一方、韓国では技能実習を模した制度を導入したが、問題点が多いとして新制度に移行した経緯がある。

 総人口に占める外国人の割合は、韓国が4・4%と、日本の2・5%を上回っている。韓国では、多文化共生に向けた社会づくりを、どう進めてきたのだろうか...