秋分の日の23日、大田市大田町で「中日つぁん」の愛称で親しまれる秋の彼岸市が始まった。400年以上の歴史があるとされ、120軒の屋台が軒を連ね、大勢の家族連れらが繰り出した。24日も催し、2日間で3万人の人出を見込む。
早朝の気温が20度を下回り、秋の涼やかな空気が漂う中、JR大田市駅前近くから石見大田郵便局付近の商店街1・5キロが歩行者天国となった。たこ焼きやイカ焼き、クレープなどの飲食、当てもの屋台が並び、市内の土江子ども神楽団やよさこい踊りステージ、大道芸人のパフォーマンスなどが彩りを添えた。
家族3人で訪れた大田市波根町の会社員稲田堅さん(43)は「屋台も人出もにぎやかで、毎回楽しみにしている」と話した。
(勝部浩文)