【邑南】今年で創立50周年を迎える島根県邑南町の出羽(いずわ)神楽団が9日、同町淀原の町健康センター元気館で記念大会を開く。県内外の神楽団5団体も集い、迫力のある舞を披露する。
出羽神楽団は1973年に結成。災害が起こった地域を盛り上げるために、若者が集ったのがきっかけだという。
現在は10~60代の町内在住者28人で活動する。県東部でも石見神楽に親しんでもらおうと、2022年からは県民会館(松江市殿町)で単独公演を開くなど魅力を伝えている。
記念大会で出羽神楽団は、源頼光らが丹波の国の大江山にいる悪鬼・酒呑童子(しゅてんどうじ)を征伐する「大江山」、炎を吹き上げる大蛇(おろち)を素戔嗚尊(すさのおのみこと)が倒す「大蛇退治」など3演目を披露する。
6代目の野田秀文団長は「地元の皆さんに支えてもらっているから継続できている。ちゃんとやっているところを見てほしい」と呼びかけた。
式典は午前10時からで、神楽は10時40分から午後6時半まで。入場無料。バザーや飲食ブースもある。問い合わせは野田団長、電話090(6832)2383。(片山皓平)