境漁港(境港市)の水産物をPRする「第37回境港水産まつり」に関し、運営する水産関係者らの会合が8日、同市内であった。10月8日に同市昭和町の鳥取県営境港水産物地方卸売市場周辺で開くなど、概要を確認した。新型コロナウイルス禍で2020年度以降は中止が続き、4年ぶりの開催となる。

 開催時間は午前8時~午後1時で、毎回人気を集めるベニズワイガニの無料提供のほかクロマグロの解体ショーと即売、日本海で取れた鮮魚や水産加工品の直売を計画。水産学習コーナーの開設や飲食物販売も予定する。

 佐々木六郎実行委員長は「高度衛生管理された安心安全な水産物を、多くの方に知ってもらう機会にしたい」と話した。

 水産まつりは交流人口と水産物消費の拡大、魚食文化の普及を主目的に地元の境港水産振興協会(前橋知之会長)が主催。境漁港は日本有数の水揚げ量を誇り境港市三大催事の一つに数えられる。19年度の前回は山陰両県内外から約3万5千人が来場した。(松本稔史)