新聞の読み方をテーマにした授業が15日、1年生145人を対象にあった。生徒は社会への関心や情報を読み解く力を高める目的で新聞スクラップに取り組んでおり、記事の基本や情報との付き合い方を学んだ。
初めに山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当から、見出しの役割や記事の構成について説明を聞いた。当日の本紙で、1面から見出しとリード(第1段落)に目を通す「10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」を実践し、気になる記事をスクラップした。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る最高裁判決を扱った新聞各紙の論説を見比べ、主張の違いを確認。多様な媒体から情報を得て、自分の考えを持つことの大切さに理解を深めた。
原菜友さん(16) 「明窓」の書き写しをしているが、一般記事の読み方を初めて知った。今後は意識して新聞を読みたい。
杉原輝星さん(15) スポーツの記事を読みたくて、週4日は新聞を見ている。さらに探究心が湧いたので、今後も読みたい。