ポップサーカス松江公演(山陰中央新報社、TSKさんいん中央テレビ主催)は18日、フィナーレを迎える。非日常のステージを最後まで届けようと、松江市学園南1丁目にある旧島根県立プール跡地広場特設大テントでは17日も、世界13カ国のパフォーマーが華麗な技を次々と披露し、客席を埋めた家族連れたちを魅了した。
この日の3公演は全て満席で計3500人が来場。高さ10メートル超のステージから飛び出す空中ブランコをはじめ、回転する二つの大きな円輪(ホイール)でスリル満点の技を繰り出すデスホイールなど多彩な演目が登場し、観客はくぎ付けになった。合間ではクラウン(道化師)が観客を巻き込んで、一緒にジャグリングや風船を使った演目に挑戦し、楽しませた。
テント内は大歓声と拍手に包まれ、市内から家族で来場した市立皆美が丘女子高校1年の濱莉那さん(16)は「空中ブランコの迫力に夢中になった。またいつかサーカスを見たい」と笑顔で話した。
最終日の18日は3公演を予定し、ポップサーカスの久保田悟社長は「松江での最後の公演になるので、熱のこもったパフォーマンスを会場で見てほしい」と来場を呼びかけた。会場では当日券を販売する。問い合わせは松江公演事務局、電話0852(67)7960。(林李奈)