誰でも過ごしやすい空間を演出した店舗内=出雲市今市町北本町4丁目、スターバックス出雲今市店
誰でも過ごしやすい空間を演出した店舗内=出雲市今市町北本町4丁目、スターバックス出雲今市店

 スターバックス出雲今市店(出雲市今市町北本町4丁目)が26日、オープンする。山陰中央新報社が出雲市中心市街地で行う出雲プロジェクトの第1弾で、市街地の新たなにぎわいにつながりそうだ。

 出雲今市店は、山陰9店舗目(島根5店舗、鳥取4店舗)で、出雲市内では初めてのドライブスルー併設となる。営業時間は午前8時~午後10時で、早朝から夜間まで市街地の幅広い多様なニーズに応える。

 店舗(約220平方メートル)は店内42席、テラス22席を用意し、店内にはコーヒー農園やコーヒーチェリーなどコーヒーに関わるアートを設置して憩いの空間を演出。車を持たない学生が訪れやすいように駐輪場を広く確保し、犬をつなげるフックも設けて散歩中に立ち寄れるようにしている。

 店舗ビジョンを「彩声(さいせい)」とした椋木香菜ストアマネージャーは「出雲の方の期待は大きい。地域の人の楽しい声、喜びの声があふれるような店にしたい」と市街地の活気づくりに意欲を示した。

 出雲プロジェクトは、市民が集う拠点を設け、若年層の定住や子育て環境の充実を目指す開発事業。プロジェクト用地の一角にあるテナントに出雲今市店が入り、ほかに女性層やファミリー層をメインターゲットにした新たなテナントビル建設を予定し、2024年秋のオープンを目指す。

      (松本直也)