元鳥取県議の福間裕隆被告
元鳥取県議の福間裕隆被告

 2021年10月の衆院選鳥取2区で比例復活した立憲民主党の湯原俊二衆院議員の選挙対策本部長として、選挙期間中に法定外文書を送り、湯原氏への支援を求めたとして、公職選挙法違反(法定外文書頒布)の罪に問われた元鳥取県議の福間裕隆被告(81)が、一審鳥取地裁米子支部判決の罰金30万円を支持した広島高裁松江支部判決を不服として、上告した。14日付。

 弁護側は、法定外文書の頒布を認めないとする公選法の規定は、自由な選挙活動を不当に害し、「表現の自由」を保障する憲法21条に反すると主張していた。

 一審判決によると、21年10月26日、湯原氏を当選させる目的で、公選法で定めるはがきや選挙管理委員会に届け出たビラ以外の方法で、支援者19人に「皆さまのお力が必要です」などと記載した文書を発送した。