牛骨や大山豚など、鳥取県内の食材を使ったラーメンを提供する九つの店の味を堪能できる「鳥取ラーメン食べくらべフェスタ」が21日、米子市末広町の米子コンベンションセンター周辺で始まった。ラーメン好きの家族連れがブースを回り、麺やスープを小分けにして食べ合うなど、食欲の秋を満喫した。22日も。
食文化を発信し、観光振興を図る県が初めて開催した。
あっさりしたスープに大山豚のチャーシューをトッピングした牛骨ラーメンで知られる鳥取県琴浦町下伊勢の「たかうな」や、自家製の麺が売りの米子市末広町の「大連」など、県内の人気店がブースを構え、小雨が降る中でも行列ができた。
家族で来た同県日野町黒坂の小学6年生池座直菜さん(11)は牛骨ラーメンを食べて「優しい味がしておいしい」と話した。夫婦で分け合って2種類の麺を食べた米子市上福原の吉木清隆さん(71)は「食べたことのないラーメンを試すことができた。来年も続けてほしい」と笑顔だった。
22日には、ラーメンの知識を競うテレビ番組などで知られる小林孝充さんの講演や、パネルディスカッションもあり、ラーメンと地域振興を考える。
(中村和磨)













