細田博之衆院議員
細田博之衆院議員

 7月に入院し、体調不良で衆院議長を辞任した細田博之衆院議員(79)=島根1区、11期=が再入院することが21日、関係者への取材で分かった。細田氏が出席し、28日に松江市内で開かれる予定だった自民党島根県第1選挙支部の会合は延期されるとみられる。

 関係者によると、入院は23日以降を予定。症状や入院期間は明らかになっていない。自民島根県連の絲原徳康幹事長は「入院されると聞いている。28日に予定していた会合も延期になる可能性が高い」と話した。23日に島根1区内の党所属県議が集まり、対応を協議する。

 細田氏は13日に東京都内で開いた記者会見で、7月に入院し、脳梗塞の手術を受け、薬の副作用の影響で議長の公務を果たせない恐れがあるとして辞任を正式に表明。次期衆院選には立候補する意向を示した。19日に辞表を提出し、20日の臨時国会本会議で許可された。本会議に姿を見せなかった。

 28日の会合は、島根1区内の党所属議員や地域支部幹部、職域団体の関係者などが出席し、細田氏が次期衆院選に向けて所信を表明した上で意見を交わす予定だった。辞任後、初めて帰県し、細田氏自らが辞任と次期衆院選への立候補の意向などを説明する機会となることから、注目を集めていた。
(白築昂)