データサイエンスの活用について講義する瀬戸和希助教=松江市西川津町、松江東高校
データサイエンスの活用について講義する瀬戸和希助教=松江市西川津町、松江東高校

 【松江】さまざまなデータから有用な情報を導き出す「データサイエンス」をテーマにした講義が10日、松江市西川津町の松江東高校であった。島根大の研究者2人が客の好みを分析してコンビニエンスストアの商品入荷に生かすなど身近な例を紹介し、受講した2年生16人の興味を引いた。

 島根大数理・データサイエンス研究センターの瀬戸和希助教はコンビニの事例のほか、動画サイト「ユーチューブ」で表示されるおすすめ動画について説明。視聴者の多様な好みや価値観を分析して、それに沿った動画に誘導することで「より自分らしく生きることができる世の中になる」と話した。

 一方、一部の偏った考えを人工知能(AI)に学習させ、差別や社会的な分断を引き起こすことも可能として「正しく道具を扱うためのリテラシー(理解し活用する能力)を身に付けないといけない」と説いた。

 受講した原将斗さん(16)は「データの活用について、より身近に感じることができた。自分自身も日常生活の中で意識しながら、より関心を高めていきたい」と話した。

     (佐々木一全)