多彩なワークショップやステージイベントが楽しめる「ご縁つながるフェスタ」が3日、出雲市大社町杵築東の出雲大社勢溜(せいだまり)特設会場で始まり、市民や観光客らがイベントを通じて交流を深めた。5日まで。
語呂合わせで、11月5日の「いいご縁の日」に合わせて、市民同士や市民と観光客などのつながりを深めてもらおうと、地元の有志でつくる実行委員会(前原和代代表)が初めて企画した。
会場では、出雲市を中心に約20団体がブースを出展。島根県立大災害研究会のブースでは、来場者に災害時の避難法や備蓄について、分かりやすく紹介。多文化共生をテーマに世界各国の文化をクイズ形式で学ぶコーナーや、出雲名物のぜんざいやブラジル料理を提供する店もあった。
ステージでは、大社高校ダンス部や地元ゆかりのアーティストが、軽快な踊りや美しい演奏を披露し、盛り上げた。来場した出雲市大社町杵築西の桑本巌さん(80)は「若い人の姿に元気をもらい、非常に楽しかった」と満足そうに話した。
(佐野卓矢)