鳥インフルエンザへの警戒が必要な時季が到来した。専門家によると、全国で約1771万羽が殺処分された昨季は過去最多の18種類のウイルスが確認されたという。型が多様化する中、世界的に蔓延(まんえん)しており、既に国内でもウイルスが確認されていることから注意を呼びかける。島根、鳥取両県は初動対応訓練や多言語のポスター作成など初めての対策を講じ、防疫に努める構えだ。 (高見維吹)

 ・どこで感染が見つかっても不思議ではない 導線管理や動物の侵入対策徹底を 鳥取大・山口教授に聞く

 昨季は2022年10月~23年4月で26道県84事例が発生。1例目は...