2022年の出生数は77万人余りとなり、統計開始以来初めて80万人を割り込んだ。合計特殊出生率も1・26と2005年と並ぶ過去最低を記録し、少子化の進行は「静かなる有事」とも呼ばれる。

 わが国が直面するもう一つの憂慮すべき事態が、道路や上下水道などの...