新施設オープンに向けて改修が進む旧ホープタウン=米子市米原2丁目
新施設オープンに向けて改修が進む旧ホープタウン=米子市米原2丁目
新施設オープンに向けて改修が進む旧ホープタウン=米子市米原2丁目

 2022年に閉店したショッピングセンター、旧ホープタウン(米子市米原2丁目)の建屋を改修し、総合ディスカウントストア「MEGA(メガ)ドン・キホーテ」を核とする大型複合商業施設が整備されることが26日、分かった。早ければ24年夏までにオープンする。事業を引き継ぐ不動産業etto(エット、同市米原5丁目)が近く店舗計画を発表する。

 メガドンキは豊富な品ぞろえと低価格を売りとし、生鮮食品も扱う。山陰両県の出店は出雲店(出雲市姫原2丁目)に続く2店舗目。新店舗は両県を商圏とし、松江市などからの集客も見込まれる。

 エットはホープタウンの土地と施設を取得し事業を引き継いだ不動産業の東大産業(米子市米原5丁目)の子会社で、22年2月に「一定規模の商業施設として再生を行う」とする施設計画を発表した。

 多世代のニーズに応える「食」を含め「必要なものが全てそろう施設」をコンセプトとし、メガドンキなどのテナント誘致とともに、店舗面積約1万2660平方メートルの鉄筋建屋の施設改修、改装を進めてきた。

 旧ホープタウンは1982年、山陰両県初の郊外型大型店として、JR米子駅の北北西約2キロの現在地でオープン。大型店やスーパーとの競争激化などを背景に、老朽化する施設の改修費用負担が困難になったとして、22年1月末で39年の歴史を閉じた。(吉川真人)