「婚活」に臨むため、自分の魅力に気付いて磨く方法を学ぶ「島根じぶん新発見イベント」が2日、松江市学園南1丁目のくにびきメッセであった。恋愛番組「バチェラー・ジャパン」に出演したビューティースタイリスト野原遥さん(33)が「自分を理解した先に魅力が付いてくる」と語りかけ、自分と向き合う大切さを説いた。 (山口春絵)
野原さんは複数の女性が結婚を巡って競う番組に出演した。私生活では2021年に結婚し、姿勢や歩き方の講師として、立ち居振る舞いや内面からの美しさを指導する。
講演では、まずは好みや考え方といった自分を知ることが重要だとして「自分が確立して、取り組んでいることに自信が持てれば、自信があるように振る舞えて、魅力にもつながる」と呼びかけた。
自身の結婚観では信頼関係を築ける相手かどうかを重視したといい、婚活では相手の条件を並べるだけでなく、自分を高める努力も必要だとした。「結婚は一番の味方ができるということ。それは心の支えになる」と婚活の先にある結婚の良さをアピールした。
会場には婚活に使えるプロフィル写真の撮影や自分に似合う色を見つける相談コーナーもあった。参加した出雲市斐川町神氷の会社員清水隆寛さん(29)は「自分を知って、自信ある振る舞いを実践したい」と話した。
島根県が本年度、少子化対策で、明治安田生命保険(東京都)、結婚相手紹介業のツヴァイ(同)と共同で実施する「結婚支援コンシェルジュ事業」の一環。婚活に踏み出すきっかけにしてもらおうと企画し、約150人が参加した。