ここ30年くらいの日本社会で起こっている最大の変化の一つは、家族の弱体化ではないでしょうか。

 2020年国勢調査によれば、一番多い世帯類型は単身となっており、その割合は38・1%と4割に迫っています。島根県では33・2%と3分の1、東京都ではついに5割を超え50・3%まで上昇しています。全国では、次に多い類型は夫婦2...