松江市島根町大芦の社会福祉法人山陰家庭学院「通所はばたき」で、来年の干支(えと)の「辰(たつ)」をモチーフにした木製の置物作りが最盛期を迎えている。
置物作りは2006年に始まり、糸のこで切り出した杉材を磨き、一つ一つ丁寧に着色する。丸みを帯びたかわいらしいデザインが特徴で、今年は施設の利用者7人が200個近く作る予定。
工芸班担当の生活支援員、浜崎麻衣さん(34)は「1年間をすてきに過ごしていただけるよう、気持ちを込めて作業しています」と話した。
置物は松江市学園1丁目のアンテナショップ「藻塩屋」などで販売する。問い合わせは通所はばたき、電話0852(85)9021。(森みずき)