テージで軽快な踊りを披露するダンスバトルの参加者=出雲市駅南町1丁目、ビッグハート出雲
テージで軽快な踊りを披露するダンスバトルの参加者=出雲市駅南町1丁目、ビッグハート出雲

 若手ダンサーやアーティストが一堂に会し、技や作品を披露するイベント「ダズリング」が10日、出雲市駅南町1丁目のビッグハート出雲であった。来場した約250人がダンスや新しい芸術作品の世界を楽しんだ。
 


 


 若年層の文化交流や発表の機会を設けようと、市芸術文化振興財団などが初めて開いた。ダンスには小学生から40代まで約130人、アートには絵画や写真を手がける6団体・個人が参加した。

 ダンスでは対戦形式で競うストリートダンスのバトルに県内外から83人が参戦。音楽に合わせて40秒ずつ踊りを披露するルールで、参加者がステージ場で逆立ちやロボットダンスといった技を繰り出し、客席を盛り上げた。

 作品展ではアルコールインクを使った現代アートや、「グロい(異様な)」と「かわいさ」を融合したグロカワアートなどのユニークな絵画の展示もあり、来場者が足を止めて見入っていた。ペン字画を出展した松江市のコトミ・ドット・ケイさん(44)は「他のアーティストや観客と交流でき、とても刺激を受けた。今後の作品づくりに生かしたい」と満足そうに話した。
(佐野卓矢)