東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被害が大きかった岩手、宮城、福島3県42市町村の9割で、震災前より人口が減ったことが10日、分かった。減少率は6%で全国の3・5倍のペースだ。高齢化が進み、働き手世代の流出も止まらない。日本社会が人口減少に向かう中で初めて迎えた巨大災害から11日で10年。人々が安心して長く暮らす古里を取り戻せるかが問われてきた。 死者、行...