SMBCカップ全国小学生タグラグビー大会島根県予選が24日、出雲市矢野町の出雲ドームであり、県内8チーム計約80人が、仲間と楕円(だえん)球を追った。
タグラグビーは、選手が左右両側にタグのついたベルトを装着する。タックルはなく、代わりに、ボールを持っている時にタグを奪われると、速やかにボールを手放さなければならないルール。縦30メートル、横25メートルのコートで、1チーム5人同士が5分ハーフで戦い、トライ数を競った。
リーグ戦を経て、上位4チームでトーナメント戦を実施。攻撃では、華麗なステップや、スペースを突いた頭脳的なパス回しでトライを狙ったり、守備ではゴールラインの直前で相手のタグを奪い、失点を防いだりするなど、大人顔負けのプレーで会場を湧かせた。
決勝は、鹿島東TA(松江市)と出雲レッドアローズ(出雲市)の顔合わせとなり、7ー4で勝った鹿島東TAが優勝した。両チームは、来年1月の中国ブロック大会に出場する。
鹿島東TA主将の佐野未依さん(11)は「みんなで協力し、良いプレーができた」と話した。(佐野卓矢)