企画展「石見特別版 永田コレクションの全貌公開<一章>北斎-春朗期・宗理期編」が、益田市有明町のグラントワ石見美術館で開かれている。世界的な名声を誇る浮世絵師・葛飾北斎の20~45歳ごろの作品を中心に約280点を公開。若き日の足跡をたどる。来年2月12日まで。
島根県津和野町出身の北斎研究者・永田生慈氏(故人)のコレクションを展示する。北斎が春朗と名乗ったのが20~35歳ごろで70年に及ぶ全画業の中で、技術やさまざまな画家の表現を吸収した時期とされる。宗理期とされるのが35~45歳ごろで、優美で叙情性に富んだ画風で評価された。今回の企画展では「春朗期」「宗理期」の北斎について掘り下げる。
一般千円、大学生600円など。火曜、12月28日~1月2日休館。