細田博之前衆院議長の父・吉蔵氏を含めて60年以上続いた「細田」の名前がなくなり、未知の戦いを迎える。自民党は1月に細田氏の後任候補者を決める見込み。立憲民主党は元職の亀井亜紀子氏の立候補が確実で、共産党は新人の村穂江利子氏を擁立し、現時点で野党共闘は難しいとみられる。保守票、浮動票の行方を左右する日本維新の会の候補者擁立も焦点になる。
自民の候補者公募は、元衆院議員の桜内文城氏(58)と、元財務省中国財務局長の錦織功政氏(54)の2人が名乗りを上げ、書類選考、面接を経て16日に最終決定する見通し。党は岸田政権の支持率低迷や派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件に揺れ、...