自民党島根県連が衆院島根1区で初めて候補者を公募する見通しとなった。細田博之前衆院議長の父・吉蔵氏を含めて60年以上続いた「細田」の看板がなくなったことに加え、県連内の対立構図はなく、主導権を握るキーマンは不在で、選定作業は難航が予想される。

 「公募方式でいかがでしょうか」。24日、松江市内で県連と党島根県第1選挙区支部の幹部計6人が非公開で開いた会合の冒頭、県連の絲原徳康幹事長が投げかけた。約1時間の協議で出席者から異論は出なかった。

 終了後、細田重雄会長は...