鳥取県営境港水産物地方卸売市場(境港市昭和町)で5日早朝、2024年の初競りがあった。競り人の威勢の良い声が響く中、美保湾をはじめ、島根半島、隠岐諸島周辺などで水揚げされた魚介類を仲買人が品定めし、次々と競り落とした。
初競りは午前5時半ごろ始まった。境港魚市場など荷受業者3社が順次行い、4、5日に定置網や刺し網、小型底引き網などで取れたヒラマサやサワラ、タイ、スズキ、サザエ、ナマコなどを仲買人が見定めて値を付けていった。
競りに先立って式典も開かれ、生産者や荷受業者、仲買人、県や市などの関係者約100人が手締めを行い、豊漁と安全操業、商売繁盛と共に、能登半島地震の被災地の早期復興も祈った。
境港水産物地方卸売市場に隣接する境漁港の23年の水揚げ量(速報値)は、...