島根、鳥取両県が10日、定点医療機関で1~7日に報告されたインフルエンザの1定点当たりの感染者数が、島根は前週比9・84人減の11・66人、鳥取は3・62人減の13・79人だったと発表した。感染者数は減少傾向となっているものの、両県とも依然として注意報基準(10人以上)を上回っている。

 島根県の保健所管内別の内訳は、雲南が18・00人で最も多く、県央15・33人、浜田13・20人と続いた。年代別は、19歳以下が45%を占め、前週から20代、50代、70代、80代以上が増えた。

 新型コロナウイルスの感染者は、島根218人、鳥取260人。1定点当たりは、島根5・74人、鳥取8・97人で、島根は前週比1・87人、鳥取は1・97人、それぞれ増加した。

 保健所管内別の内訳は、島根県が、松江(定点医療機関11)70人▽浜田(5)41人▽出雲(9)39人▽雲南(3)28人▽益田(5)21人▽県央(3)14人▽隠岐(2)5人。8日時点の入院患者は68人で、重症者1人。

 鳥取県は、鳥取市(12)105人、米子(11)78人、倉吉(6)77人。

      (高見維吹)