食品製造や飲食店経営の日本海(出雲市高岡町、加田義憲社長)が製造する「めで鯛(たい)茶漬け」が、ANAグループが運航する国際線の一部で、機内食として提供されることになった。
めで鯛茶漬けは島根県内で水揚げされた鯛と、昆布だしのしょうゆが入った商品。鯛の風味と、薄口で甘いだしが特徴という。2017年に1袋(1人前)573円で販売し、年間8千食が売れている。
今回、日本の魅力が伝わるメニューとして客室乗務員などの推薦で選ばれた。ANAグループが2月に運航を始める新ブランド「AirJapan(エアージャパン)」の成田-バンコク線で提供する。エアージャパンはアジア方面で路線数を増やす計画で、各路線でめで鯛茶漬けを提供する。
昨年の日本ギフト大賞で最高賞を受賞した「のどぐろ丼ネタセット 特製だし醤油(しょうゆ)付」に続く朗報に、加田社長(54)は「これから訪日客も増えてくる。食を通じて出雲や島根をPRしたい」と話した。(佐野卓矢)