出雲市出身の数学教育者・塩野直道氏(1898~1969年)の功績や教育理念をたたえた第11回算数・数学自由研究作品コンクールで、小学校の最優秀賞に松江市立母衣小学校4年の下村岳君(10)と、同法吉小学校3年の青山陽さん(9)が選ばれた。島根県の児童が最優秀賞を受賞するのは初めてで、高学年、低学年の部で2人同時に受賞する快挙となった。
同コンクールは一般財団法人理数教育研究所が主催。塩野直道の教育理念に沿い、日常の疑問を数学的な見方で解き明かす意欲や成果を評価する。小学校高学年の部は1167作品、低学年の部は664作品の応募があった。
高学年の下村君の研究「きんさい!『大和比』のくに島根県へ!」は、...