石見神楽をモチーフにしたオリジナル曲を披露するメンバーたち=浜田市黒川町、石央文化ホール
石見神楽をモチーフにしたオリジナル曲を披露するメンバーたち=浜田市黒川町、石央文化ホール

 全国各地から浜田、江津両市に移住し、音楽普及に取り組む若手演奏家16人でつくる吹奏楽団「ハイブリッド・ウインド・オーケストラ」の初の定期演奏会が19日、浜田市黒川町の石央文化ホールであった。楽団音楽総監督で、全日本吹奏楽コンクールで活躍し今春、浜田市にIターンした藤重佳久さん(66)の指揮に合わせ、楽団オリジナル曲などを披露。800人が聴き入った。

 若手演奏家は、音大などで専門的に学んだ20~30代。音楽に関わる若手人材を呼び込む「石見音楽文化振興会」(江津市江津町)に所属し、それぞれ仕事をしながら、週末を中心に音楽活動に取り組む。吹奏楽団は4月上旬に結成し、藤重さんの指導で練習を重ね本番に備えた。

 藤重さんと交流がある人気作曲家の三浦秀秋さん(39)=東京都在住=が、一人一人の個性が発揮できるようソロパートをそれぞれ設け「Classics at an Exhibition(クラシック・アット・アン・エキシビション)」を制作。

 楽団員は同曲のほか、石見神楽の演目「大蛇(おろち)」をモチーフに、和太鼓を加えつつテンポを早めてジャズ風にアレンジした「霞(かすみ)櫛(ぐし)」などを演奏した。

 ゲストとして浜田高吹奏楽部(部員43人)も参加し、計19曲を披露した。

 浜田市長沢町の会社員、品川学さん(50)は「難しいアレンジも自然にこなす技術の高さに感心した。今後も演奏会に行きたい」と話した。

 定期演奏会は次回、今冬を予定している。 (村上栄太郎)