カモの一種、トモエガモの大群の目撃が出雲空港(出雲市斐川町沖洲)周辺で相次いでいる。密集して群れをなす習性があり、一面を黒く埋め尽くすように飛ぶ。島根県の調査で個体数が急増しており、空港関係者からはエンジンに鳥が巻き込まれたり、主翼などにぶつかったりする「バードストライク」を懸念する声が上がる。

 県のガン・カモ調査によると、宍道湖に飛来するトモエガモは従来、年間で1万羽未満だったが、2023年度は5万8千羽に急増した。空港付近では、少なくとも昨年12月18日と今年1月7日に大群が確認された。

 敷地が広く、人の出入りが少ない空港は、鳥に...