島根県埋蔵文化財調査センター(松江市打出町)は県内の埋蔵文化財の調査研究拠点として1992年に開設され、いにしえから脈々と続く人々の営みを解き明かしてきた。来年度で30周年を迎えるセンターの調査の中から、大きな成果を上げた遺跡について、現場の担当者に振り返ってもらう。第1回目はセンター内で今も続く「再発掘」にスポットを当てる。

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 現在、センターに収蔵されている出土遺物の総計は、コンテナ箱でなんと約3万3千箱を数えます。このような膨大な数の出土品は、遺跡からセンターに持ち帰った後...