米子市淀江町福岡の長者ケ平(ちょうじゃがなる)古墳の副葬品や構造から中央政権や朝鮮半島との関わりを考えるシンポジウムが21日、同市淀江町西原の淀江文化センターであった。淀江町出身者の寄付を受けた東京大学の研究グループが主催し、鳥取、三重の両県と宮内庁の研究者3人が最新の研究成果を発表した。
長者ケ平古墳や周囲の古墳から出土した副葬品は中央のヤマト政権のものや九州、朝鮮半島の百済や新羅といった多様な由来をもつとされる。ただ、古墳の石室は比較的小規模で、被葬者の人物像が注目されている。
宮内庁陵墓調査室の土屋隆史主任研究官は...